決起集会
月に2回ある習い事は、今のメンバーに落ち着いてから3年くらい経つ。
平日の午前中ということもあり、大半が60代くらいのおばさん方だ。
さすがに3年も一緒に過ごしていると、だんだん人柄が見えてくる。
私の臆病な性格から生まれた、人を見定める目というのが働いてみんなの性格を見抜いていく。
その人が私にとって害のない人かプラスになる人か、をほぼ的確に判断できる。
最初はみんな猫をかぶっていたから見えづらかったけど、それでもだんだん見えてくる人柄。
年齢のせいなのか、元から持つ性格なのか、主張の激しい人が多い。
自分の話を聞いてほしくてたまらない、というタイプが多い。
これが私の苦手なタイプ。
私自身が「私が私が!!」というタイプではないので、そういう強い主張タイプと一緒になると、聞く側に回ることが多くなる。
聞くのはいい。別に喋りたいわけでもないから。
ただ、聞かされる内容が「さりげなく自慢話」なことがほとんどなので、これを聞くのが辛い。
向こうがどういう返事が欲しいかも分かっている。
「いやぁ、すごいですね」とか「羨ましいですー」という言葉だ。
分かっているけどあまのじゃくなので、たまには褒めてあげるけど「へー、そうなんですか」というドライな返答を基本している。
向こうにしたら面白くない返しだと思う。
またずい分と濃いキャラが集まったものだなと思うけど、きっと私が弱すぎるんだろう。
こういう人たちとは一線引いて付き合った方がいい。
深入りしない。教室にいる時だけの付き合い。
でも向こうは違うんだ。
やたらつるみたがる。
今日も新年会という名の決起集会に行ってきた。
気も知れてきたこともあるし、共通の趣味の習い事をしているということもあってそれなりに楽しかったけど、やっぱり疲れちゃうんだなぁ。
みんな、強い。
でもこれくらいでないと、世の中歩いていけないんだと思う。
だから私はいちいち凹むんだ。
行かないとそれはそれで勝手に疎外感を感じてまた落ち込むので、なんにしても今日は参加したと思うけど、この先もこの人たちと上手に付き合って行かねばならないのかと思うと……ふぅ。