プチうつ

一般的なうつ病は朝のうち気分が落ち込み、夕方～夜になると気分が楽になるのだそうだ。

私はその逆で、午後３時くらいになるとだんだん気分が落ち込んでくる。

特にこれからの季節は日が暮れるのが早くなるので、午後３時くらいになるともう夕方の気配がしてきて気分が重くなる。

なぜそうなるのだろうと考えてみた。

一つは昼間、仕事で出払っていた近所の人たちが夕方になるとパラパラと帰ってくるということ。３時頃だと子供も学校から帰ってくるしね。

もう一つは夕食の支度をすること。

たぶんこれらかなと。

平日の昼間は実に静かで過ごしやすい。多分この辺りで家にいるのは年配の人と私たち夫婦くらいじゃないかなと思うくらい。

若い世代が多いので、共働きが多くて昼間は出払っていて静かなのだ。

多分、人の幸せを見るのが辛いんだろうと思う。家族が帰ってくれば一家団欒が始まって賑やかになるのだから。

一つめのプチうつはそれ。

もう一つは、夕食を作る時間が近づいてくるとやってくる憂鬱感。

これは主婦の皆さんは共通かもしれない。

中には料理をするのが好きという人もいて、食事を用意するのが全く苦にならないという友達もいたので、“料理が元々好きではない、でも主婦だからやっている”というタイプがそうかもしれない。

夫が働いている時は他にやる人もいないし、私はたまに働く程度の派遣社員だったし、当然のように私がやっていたのだが……、

夫が会社を辞めるというのが確定した辺りから、ものすごく料理が嫌になった。

なんというか、、、おそらく夫が会社を辞めるというのが私が表面上で感じているものより実際はものすごくダメージが大きくて、「辞める」と確定した５月頃に私の中の心に張っていた糸が「プツン」と切れたようなイメージだ。

それからしばらくは何事にも頑張れなくなった。

好きなことですら楽しめない、むしろ苦痛…という感じだった。

今は夫が家にいて、安心感は得たけど相変わらず家事をやる気にならない。

なので、夕食の準備は一緒にやってもらっている。

私が１～２品、夫が１～２品というように。

それだけでもだいぶ助かっているけど、午後３時にやってくる憂鬱感は今も続く。

季節のせいもあるかもしれない。

でもこれから長い冬がやってくるというのに…、しばらくこんな感じなんだろうか。

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