日々をボヤく

安定した生活から急転直下。夫が会社を辞め夫婦で無職。そんな現実を受け入れられないでいる主婦のボヤき。

残り時間

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年が明けて2日。

 

朝、食べるものがお雑煮とかおせち料理という以外はいたっていつも通りの生活だ。

 

洗濯して、掃除して、ちょっとゆっくりしたらお昼…と。

まったくいつもと変わらない生活。

 

テレビがいつもと違う面白くない番組だったり、周りがお休みで「そうか、今はみんなお休み中なんだな」と思う。

 

昨日、私の実家に帰った時、いつもは入らない父親の部屋でみんなで話をしていたのだけど、短歌の先生をしている父親の歌が置いてあって、何となく読んでしまった。

 

要約すると、「妻よ、何とか私より1日でも長く生きてくれ。年老いて弱ってきた妻を見ていると心配だ」という歌だと思うのだが、見てはいけないものを見てしまったような気分になって、それについて話す気にならなかった。

 

普段1人で実家へ顔を出す時は「オレは100歳まで生きる」とか「死ぬ気がしない」などと大口をたたいているような父親だが、やはり本音はそうなんだと知った。

 

こちらに届いた年賀状にもそんな感じのニュアンスの文章が書かれており、急に親が弱気になってきたような気がした。

いや、本当はそう思っているのだけど、私の前では強がっていたんだろう。

 

今まであまり意識してこなかった親の残り時間。

 

母親はよく「あと10年くらいかなー」などと言っているけど、そんな弱気な部分を見てしまうと、もしかしたら10年もないのでは?と頭をよぎってしまった。

 

親がいなくなったら、私、生きていけるだろうか。

今の時点ではとても無理。

 

そう考えると、数年前に両親を亡くしている夫の精神力がすごいなと思った。

 

母親の時は相当辛かったと思うが、それでもお葬式で涙を流さなかった。

(ガンで亡くなっています)

 

幸いにも今は私の両親は特に病気があるわけではないけど、立場は逆転している気がする。

こちらが気を遣うようになってきている。

 

去年はあまり家に帰らなかったけど、今年はもっと顔を出しに行こうと思った。

 

本当は一緒に住みたいくらいだけど、夫が気を遣うだろうからそれはそれで可哀そうだし。

 

なんだか全然親離れできていない自分が情けなく思う。

 

父親の歌を詠んでから、そんなことばかり考えている。

 

新年だから、もっとウキウキしていたいのに。

 

 

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