面倒な付き合い
習い事が今のメンバーになって2年くらいだろうか。
最初はもっと人数がいたのだけど、難しさについてゆけずどんどん辞めていってしまって、今の人数になった。
最初のころは知らない人同士というのもあって実に殺伐とした空気だったが、2年も一緒にハードルを一つ、また一つ共に乗り越えていくことで、だんだん結束力が高まってきた。
最近、一人の女性が「このメンバーでLINE(ライン)のグループを作ろうよ」と提案してきた。
この発起人をSさんとする。
正直どちらでもよかったのだが、基本的に何事も拒否しない(できない)性格なので素直に参加した。
他のメンバーも参加して1つのグループができた。
私はもともとそんなにメールやラインをガンガン送るタイプではないので(しかもすごく仲のいい友達というわけでもないし)、参加はしたけど放っておいたのだが、たまにラインが入ってくるようになった。
ほとんど授業の内容に関することや、自分で復習して疑問だったことをこのラインに投げかけるもので、それはそれで私も勉強になるのでいいと思っている。
でも、マメに返す人がSさん以外いないので、Sさん自身が問いかけをした時に誰も返す人がいない。
私は元々ラインのシステムが嫌いだ。本当はラインなんてやりたくない。
“既読”するとそれが送った人にも分かるようになっているので、読んでおいて無視というのがしにくいのだ。
誰も反応しないメッセージ。
その状況に耐えきれず、思わず返事をしてしまう私。
家にいればまだ教科書を開いて調べてもっと具体的な返事もできるが、出先だと質問について相手の欲しい返事ができない。
だから「誰か返事してあげて~」と思うのだが、案外みんなあっさりしたもので興味がないのか分からないのか、放置が多い。
私だってそういう方の人間になりたいよ。
でも誰も返事せず放置なんて無理、絶対。
逆の立場になり、私が何か問いかけて誰も返してくれなかったらショックだから。
なんだか面倒なグループだなぁ。