悩ましい手土産
人へ物を渡したり、いただいたりする機会が多い。
私の悩みの1つ。
相手の好みが分からない。
何が嬉しくて嬉しくないか。
私ももらって嬉しいものと嬉しくないものがある。
それだけに人にあげる物も悩んでしまう。
私の手土産の目安は“自分では買わないけど、もらえるなら嬉しい”くらいのもの。
私は基本的に食べてなくなってしまうものを渡すようにしている。
食べ物も好みがあるのでクセの強くないもの。
会社にいる頃、辞める時の定番としてお菓子とハンカチをみんなに配るという風習があった。
何人もの人が出たり入ったりするので、そのたびにハンカチが増えた。
ハンカチは使っても1日1~2枚。
だから未使用のハンカチが今でもたくさんある。
手軽にあげられるものだけど、物はいらない。
お野菜も物によっては困る。
少量なら嬉しいけど、あまりどっさりいただくと「これを使い切らなくちゃならないのか…」と気が重くなる。
近所の方にお野菜をたまにいただくのだが、多すぎる。
うちは夫と2人なので、1回で使う量がそんなに多くないのだ。
そうこういっていると、本当に渡すものがない。
前に1人暮らしの年配の方の家に泊めてもらう時、手土産にちょっといいお茶を持って行った。
私自身、お茶をよく飲むしお茶をもらって迷惑な人はいないと思った。
だが、渡した後に「困ったわねぇ」とつぶやいているのを見てしまった。
1人暮らしだとお茶も淹れないのかもしれない。
それを聞いてしまってから、人への手土産(やお土産)に悩むようになった。
できれば好みのものを渡したいが、せめて迷惑と思われるものは渡したくない。
もちろん最初から迷惑と分かってて渡すわけじゃない。
「気に入ってくれればいいな」と思って渡すのだが、残念ながらそうじゃない場合もある。
だから持っていったお土産が好評だった時はすごく嬉しい。
手土産って、難しいね。